宮崎県の北部に位置する日之影町は、277.68kuと広大な面積を有し、約92%を森林で占める豊かな自然環境と豊富な山村文化をもつ地域です。
北側の一部は祖母傾国定公園区域に指定され、主峰の傾山、矢筈岳、丹助岳、五葉岳などの森林景観は癒し機能とともに貴重な動植物の森林生態系保存地域にも指定されています。
まちの東西を貫流する五ヶ瀬川には、日之影川、綱の瀬川などの清流が注がれ深いV字谷を形成しており、春の新緑をはじめ、夏の清流や秋の紅葉、冬の静渓などは、四季折々の森林景観を楽しませてくれます。
森林セラピーを効果的に実施するために望ましい森林としては、地形、道路、森林の状況(面積、森林を構成する樹種、森林内の歩道、コースまでのアクセス道等)、森林の周辺環境など、様々な条件が考えられますが、大まかな目安としては次のような条件が必要と考えられます。
- ある程度平坦な地形であること。
- まとまったエリアであること。
- 森林内の歩道が整備されていること。
- 療法に活用できる広場、休憩施設等が確保できること。
- アクセスが容易であり、アクセス道が整備された森林であること。
- 多様な樹種構成であること。
- 優れた景観ポイントがあること。
- 病院、保養所のバックアップが得られること。
- 周辺に騒音、悪臭、振動等の発生がないこと。
- ショートカットがある程度可能であること。

こうした中、「日之影町では、陽あたり、木陰、木漏れ日など様々な状況が演出できるよう、スポット的な整備をするとともに、ベンチの設置、新緑、紅葉の時期の森林の美しさ、花や実、芳香性を持つ樹木、落ち葉など、歩行の途中で視覚、嗅覚など五感を刺激し、健康増進につながる環境を整備に努める中、」5つのウォーキングコースを準備しています。